2018年1月2日火曜日

CFD実験室その8 いよいよ銘柄決定

皆さんこんにちは、オザワークスです。

初めて買う銘柄決定まであと少し。今回は金利調整額のもう少し細かいところを説明します。

前回、金利調整額はCFDで株を買ったら毎日払うもの、それは銘柄毎に額が違うもの、小数点以下は切り捨てられるもの、と説明しました。それはまあそうなんですが、もう少し補足で説明が必要です。

金利調整額は受け取る配当金を直接的に削り取ってくるとても厄介なものなので、もうわずか辛抱して下さい。ここのコスト管理で最終的な購入銘柄が決まります。

金利調整額の真実

上記の通り金利調整額は1日いくらと毎日計算されていますが、実は支払そのものは毎日ではありません。月~日までの一週間、実際に支払いが行われるのは月~金までの5日間だけです。土日は証券会社が休みなので、金曜日に金土日の3日分支払います。

この金曜日に3日分取られる。これが厄介です。具体的な数字で示しましょう。例えば高配当銘柄のAT&Tを1株買ったとしましょう。AT&Tの金利は1日0.44円です。これだけなら例の1円以下は切り捨ての法則で毎日の実質的な金利は0円のはずです。ところが、

月 0.44円 切り捨て
火 0.44円 切り捨て
水 0.44円 切り捨て
木 0.44円 切り捨て
金 0.44×3=1.32 小数点以下が切り捨てられ、最終的に1円。

と、金曜日だけは金利が発生してしまうのです。これはどうにも出来ません。0.1株とかは買えませんからね。

このように、株価が50ドル未満の銘柄であっても、多くの場合週末金曜日だけは金利が発生してしまいます。

そして購入銘柄は決まった

が、しかし、前回生き残った8人のサムライの中で、たったひとつだけまったく金利の発生しない特別な銘柄があります。

AT&T 5.6% 0.44円
ベライゾンコミュニケーションズ 5.1% 0.57円 
フォードモーター 5% 0.15円
ファイザー 3.5% 0.46円
ゼネラルモータース 3.4% 0.56円
コカコーラ 3.1% 0.6円
ギャップ 3.1% 0.35円
シスコシステムズ 3% 0.46円

その名も、フォードモーターカンパニー!

フォードだけは、魔の金曜日が訪れても恐くもなんともありません。何故なら、株価が他の7銘柄と比べて突出して低いからです。株価が低いということは、金利調整額も低いということ。フォードの毎日の支払金利はたった0.15円です。

金曜日に3日分の金利を積み重ねても、0.45円。ここで小数点以下は切り捨ての法則が発動して、フォードの金利は無くなりました。支払金利がないので、フォードなら手付かずの配当を貰い続けることが出来ます。

というわけで、記念すべき外国株CFDでの購入第1号銘柄がフォードで決定ですね。

最後にフォードのファンダメンタルを見ておきましょう。他社で恐縮ですが、楽天証券の銘柄情報が優秀です。そこで見ると、いや、ぼくは全然企業分析とかの専門的なことはわからんのですが……はい、そこそこ儲かっているようです。

というより、上記の8社はすべて世界的な名だたる企業で皆そこそこ儲かっています。株価の上下はそりゃありますけど、肝心の配当が枯れる、などということはしばらくはないでしょう。ぶっちゃけ、どれを買っても一定の安心感はあります。

では購入銘柄も決まったところで次回、じゃあフォードをいくつ買う? です。

記事一覧

CFD実験室その1 CFDとはなにか

CFD実験室その2 CFDの特徴

CFD実験室その3 GMOクリック証券で口座を開こう

CFD実験室その4 CFD口座を作ったら、まずは入金

CFD実験室その5 外国株CFDの銘柄を見ていく

CFD実験室その6 高配当銘柄の選び方

CFD実験室その7 金利調整額でさらに銘柄を絞り込む

CFD実験室その8 いよいよ銘柄決定

CFD実験室その9 何株買うのか決めつつ、レバレッジを考える

CFD実験室その10 レバレッジとロスカット、やや複雑な関係

CFD実験室その11 GMOクリック証券で外国株CFDを買う手順

CFD実験室その12 金利手数料を無くすマル秘取引術、オザワークス流

CFD実験室その13 株を買ったら、まずロスカットレートの設定

0 件のコメント:

コメントを投稿