2018年2月14日水曜日

配当2/13分 調整局面でこそ考えたい。資産額と配当額、どっちが大事?

配当に義理などない、すべて本命だ!

皆さんこんにちは、オザワークスです。

PFF/iシェアーズ米国優先株式 $6.79
DIA/SPDRダウジョーンズインダストリアルアベレージ(NISA) $1.30

2月合計 $165.84  2017年2月合計 $217.47
2018年合計 $415.50   2013年~2018年合計 $11931.19
2018年CFD配当 ¥1064   2017年~2018年CFD配当 ¥2391

今年も聖なる日に愛が届きました。……小さな「愛」ですが。



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さて、なんだかぼやぼやしていると、折角下落した株価が元に戻って行ってしまいそうにも思えるここ数日の動き。下落したことで思いついたネタを、下落しているうちに早く消化しないと……という謎の焦りにぼくは今包まれています。

今日のお話もまさにそれ。ズバリ、資産額と配当額、大事なのはどっち? です。

株価の下落は、資産額の下落です。しかし、株価がどれだけ下がったとしても、その下がった株たちから受け取る配当額は、理論上は毀損はないはずです。両者は分断されています。

一方、広い世界には配当をこよなく愛し、配当のために人生を捧げる配当投資家と呼ばれる存在が居ます。ある種のカルト集団です。彼らの教義によれば、投資とは即ち配当のこと、それ以外の言葉は無価値なり、だそうです。

すごく極端な話、資産額3000万の投資家が年間100万の配当を貰っていました。ところが何かの切っ掛けで資産額が300万になってしまいました。しかしながら、年間100万の配当額は変わりません。これをどう思うかです。

これは、何を目的として投資をしているか、という話です。資産額の増大を目指している人は株価が下がれば「ぎゃあ!」、配当額の増大を目指している人は減配されれば「殺っ!」。目的によって、実は何がダメージになるのかが違います。

この辺で、ぼく自身の態度を明らかにしましょう。

申し遅れました。私、配当投資異端審問官を務める、オザワークスと申します。皆様、くれぐれも私の前で配当を否定するような発言は控えるよう、重ねてお願い申し上げます。私も、せっかくここまでいらしてくれた皆様を、配当の名において裁きたくはありませんので。

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御託はいい。でですね、ぼくの場合はこうです。配当金は、それそのものが収入です。ぼくは、配当金という収入を増やすために投資をしているのです。理由は、給料が少ないからです。給料+配当、で給料はなかなか増えないので配当金を増やして年収も増やしていこう、という狙いです。

資産額という言葉が一度も出てきません。それはそうです。資産額の増加膨張は、ぼくの目指すところではありません。とはいえ、さすがに株300万で配当100万を生み出すのは現実的に無理なので、配当金の増加を目指せば自然とある程度の資産額にはなっていきます。配当金の副産物です。

では将来的に給料+配当の額が目標額に達した場合、現状行っている配当の再投資は続けるのかどうなのか。これに関しては、続けてもいいし、正直止めて配当金を使って生活していってもいいと考えています。いずれにせよ、資産額という言葉はここでも使われず、ぼくの場合はあくまでも収入に焦点が合っています。

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以上が、配当投資家としての投資観というか、ぼくの立場です。なので株価の下落も気にならないと言えばそれはさすがに嘘になりますが、「気にしなくていいんだよ」と自分に強く言えます。多少、強がりは混ざりますがね。

反対に、配当なしで資産額の増加を目指す投資家の気持ちについては、ぼくはわかりません。そっちは管轄外です。

まあ、例えば、ある日自分の持っている株でも仮想通貨でも1億円に値上がりしたとしましょう。いわゆる億り人です。1億円ですからね。それを取り崩して生活していっても十分だとは思うんですが、そこは配当投資家の悪い癖。その1億円でやっぱり高配当安定配当株を買いたくなってしまうんですよね。性(さが)というやつです。

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ぼくはなにも自分の投資が優れている、などと言うつもりはありません。ただ、時々他人様のブログなどを読ませてもらうと、この人何を目指して投資してるんかな? と思うことがあります。非常に失礼で余計なお世話だとは承知していますが、態度をはっきりさせておかないとこのような調整局面での心身の消耗が心配です。

いや、ホントに要らぬお節介でしたね。百戦錬磨の皆さんなら何の心配も要らないことでしょう。出過ぎた真似をしました。しかし投資初心者の方だってきっと居るでしょう。そういう方は、やっぱりこういうタイミングで一度原点に返り、自分が何のために何を目的として投資をしているのか考えてみる、決めておくといざあたふたせずに済むような気がします。

なによりそう言ってる自分が、針を配当の方に振り切っておかなければ、こうしてブログを書くこともできないほど弱々クンなので……。

オザワークスでした。いや、ホントすべての投資家へグッドラックですよ。



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3 件のコメント:

  1. はじめまして
    いつも読ませて頂いてます

    今回の内容 興味深く読ませて頂きました
    というのも 私も配当投資家としてある悩みに直面しているからです

    オザワークスさんは 株価の高騰により配当率が落ちた場合 どのようにしているでしょうか

    昨年からの株価高騰により 私の保有している BA CAT WMT あたりは、税引後の配当率が2.0%を切っており、
    売って別の銘柄に乗り換えるか? このまま保有し続けるか? で悩んでいます

    配当率が下がっても減配されたわけではないので そういった意味では問題ないのですが
    株価上昇⇒配当の再投資が出来ず⇒保有株数変わらず⇒配当収入変わらず⇒株価上昇⇒...
    と 何やら負のスパイラルに落ちてしまった感があります

    連続増配銘柄であろうが 世界的な優良企業であろうが 配当収入の効率が下がるなら 思い切って売ってしまおうかと思うこともありますが たった一晩で配当額以上の額が上昇するのを見ると 売却を躊躇してしまいます

    同じ配当投資家として 同じような悩みに直面したことがあるのではないかと思い コメントを投稿した次第です

    オザワークスさんは どのようにお考えでしょうか

    返信削除
    返信
    1. コメント欄で返信するつもりが直接メールで送ってしまったようです。ごめんなさい。

      デジタル音痴なのです。

      削除
    2. ご回答ありがとうございます

      2/15の記事 読ませて頂きました
      また 私が長々と書いた文章を たった数行で要約して頂き チョット笑ってしまいました

      半分だけ利確するという方法 なるほどと思いました
      つい 買う/買わない 売る/売らない とON/OFFの2択で考えてしまいがちですが
      その間の半分だけというのは 全く思いもよらない方法でした

      コメントを投稿した後 何故自分が迷ってるのかを 改めて考えました
      そして (弱小株主といえど)何年も保有している銘柄には 数字だけでは割り切れない
      愛着のようなものがあり それが「名残惜しさ」の原因なのではないかと思いました

      そして 半分だけ(一部だけ)売るという考え方
      確かにそれなら 株価上昇の恩恵を受けると同時に 愛着のある銘柄との繋がりも保てますね

      是非 一つの方法として 検討したいと思います
      ありがとうございました

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